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コスモクロス -パート1-
クリスタルソフト ( 1982年 12月 )
                    

コスモクロス -パート1-の攻略

【コスモクロス】マニュアル

 オクタム歴 259年、人類はスペースコロニーをふやし続け、銀河系のほぼ半分に活動範囲を広げていた。しかし銀河系のもう1つの有力な勢力である、ザグロス星人の活動範囲も広がり、2つの勢力の交わる区域では、こぜりあいが、絶えない状態であった。
 人類のほとんどは、宇宙空間に点々と浮かぶスペースコロニーで生れ育ち、地球自身を知らない者がほとんどであったが、誰しも、心のふるさととして、精神的なよりどころとしていた。
 人類勢力の拡大を心よく思わないザグロス星人は、人間のそのようなロマンチシズムに目をつけ、地球を破壊することによって、人類を失望させ、戦意を喪失させようと計画をたてた、その計画とは………。

 高度に文明を発展させた古代宇宙人は、惑星の軌道をもコントロールする装置を完成させ、各々の惑星に取りつけていたが、その装置が、無人ながら今でも正確に動き続けている。その装置に細工をすることによって、惑星の軌道を変え、地球に激突させようというものだった、ザグロス星人が目をつけた星は、たまたま太陽系の近くを通りかかる予定の赤く光る「ノービネス星」であった。彼らは、ノービネス星の地下深くに設置された、ブラックスクェアと呼ばれるメインコントロールシステムに入りこみ、正常な惑星軌道を保つためのユニットを、カットした。

 その情報を手に入れた人類は、故郷地球を守るために、英知を結集した1台の宇宙船を送った。その名は「セントコスモ号」。与えられた使命は、もちろんノービネス星のユニットの修復であるが、それには大きな難関があった。それはブラックスクェア内のユニットを正常な状態にもどすためには、リバイバル レイという光線を当てなければならないのだが、現在人類のもっている最高出力のリバイバル レイでも、力が弱すぎるのである。

 リバイバル レイの出力をさらにブーストアップさせるためには、青く澄みきったアリオスフェリア星にある、ブルーストーンを手に入れなくてはいけない。しかしザグロス星人は、先回りをして、アリオスフェリア星に、たくさんのわなをしかけている。

 今ノービネス星は刻一刻と、地球との衝突コースを進みつつある。もはや一刻の猶予も許されないのだ。セントコスモ号は人類の希望を一心に集めて、飛び立った。地球を救えるのは、あなたの腕と感と行動力だけなのだ。


プログラム全般について
このプログラムは、3回に分けてセーブされており、それぞれ PART1 、 PART2 、 PART3 、となっています。それぞれのプログラムは、密接に関係しており、各プログラムは単独では走りません。各プログラムとも、ゲームスタートの前にパスワードを要求してきます。 PART2 のパスワードは PART1 のゲーム終了時に表示され、また PART3 のパスワードは PART2 のゲーム終了時に表示されます。 PART1 のパスワードは XTAL です。
ロード方法は LOAD "CAS2:CCROSS"(RET) です。ロードが完了したらRUN (RET)して下さい。またデータレコーダのプレイボタンはそのままにしておいて下さい。 PART1 のゲームが完了すれば自動的に PART2 をロードします。途中でゲームの方法がわからなくなった時は CTRL+S でプログラムを一度中断させてからこの説明書を読み返して下さい。


ゲーム方法
ここからの説明は PART1 、 PART2 、 PART3 、とも共通ですので、よく読んで理解して下さい。この共通の部分は、追跡してくる敵宇宙船と戦いながら目的の星へ向ってワープトリップし、目的の星の軌道に乗るまでの部分です。
キーは全部で22使用します。船体の移動にはテンキー側の1,2,3,6,9,8,7,4, のキーとフルキー側の1,2,3,4, それとカーソルキーの↑と↓を使用します。テンキー側の1,2,3,6,9,7,4,は船体の回転つまり進行方向をこれによってコントロールします。フルキー側の1,2,3,4,とカーソルキーの↑↓はワープする時に使用します。ワープのワンステップの移動距離は4段回に分かれており、フルキー側の 1,2,3,4,に対応しそれぞれ 20, 200, 2000, 20000 PARSEC になっています。この1~4のいずれかのキーを押しながらカーソルキー↑を押すと前方にワープし↓を押すと後方にワープします。
わが宇宙船には攻撃用のレーザーと防御用のバリアが装備されています。これらの装備を使用するには、ファンクションキーの f・1~f・4を使います。ファンクションキーのf・1を押すと戦闘体制となり、レーザーが使用できます。戦闘体制になるとレーザーの照準がアナログとデジタルで表示されます。アナログ表示の見かたは、MAIN SCREENの上下にある黄色の菱形と左右にある水色の菱形との交点にレーザーが発射されるようになっています。
図の2と3のデジタル表示は敵船とのメインスクリーン上での相対距離の表示で敵船がメイン スクリーンにあらわれていない状態では作動しません。図の2のデジタル表示の最初の1文字のHは、水平方向を意味し、2文字目のLまたはRはそれぞれ左右を意味し、そのあとの数値は敵船の中心からの水平方向の誤差を示します。図の3のデジタル表示の最初の1文字のVは垂直方向を意味し、2文字目のUまたはDはそれぞえ上下を意味し、そのあとの数値は敵船の中心からの垂直方向の誤差を意味します。図の4の表示は水平方向の誤差と垂直方向の誤差をたした数値で、この数値が0になった時レーザーを発射すれば必ず敵船を破壊する事ができます。
例えばHR8 UV7と表示されれば、右に8、上に7の位置に敵船の中心がある事を意味し、この時の図の4の数値は8+7で15になります。またHL10 VD20と表示されれば、左に10下に20の位置に敵船の中心があることを意味し、この時の図の4の数値は30になります。使用するキーはアナログ・デジタル共、カーソルキーの↓・↑・←・→をつかいます。レーザーはスペースキーを押すと発射されます。また戦闘体制をとっている時はワープできません。ワープしたい時は、ファンクションキーのf・2を押して戦闘体制を解除して下さい。
バリアを使用するにはファンクションキーのf・3を押して下さい。またバリアを解除するにはファンクションキーのf・4を押して下さい。ファンクションキーのf・5は PART によってもつ意味が変ります。 PART1 では転送スイッチ、 PART2 では着陸スイッチとしてはたらき、それぞれ目的の星の軌道に乗った時にはじめて使用できます。

次に宇宙船内部表示について説明します。図の1はf・1を押した時に LASER ON と表示しレーザー使用可能状態を示します。図の2・3は、レーザーの照準のデジタル表示です。図の4は戦闘体制の時、水平方向と垂直方向との誤差をたした数値が表示されます。また戦闘体制ではない時には敵船の接近状態を数値で表現します。図の5はf・3を押した時に、 BARRIER ON と表示しバリア使用中を示します。図の6,7,8はワープする時必要な表示です。図の7は目的の星がある宇宙空間までの距離を表示します。この数値が0になった時、目的の星がメイン・スクリーン上になければコースがはずれた事になります。また行きすぎると数値がマイナスになります。図の6は目的の星が存在する宇宙空間をまちがって通りすぎた時に宇宙船の後方を表示していることになるので FRONT SCREEN から REAR SCREEN と表示がかわり後方を映していることを表示します。図の8は現在のワープスピードを表示します。戦闘状態の時は OFF と表示されワープできない事を知らせます。図の9はエネルギーの残量を示すメーターです。アナログメーターの方は10%単位で変化しますので正確な数値はデジタルメーターで確認して下さい。このメーターはレーザーとバリアに関連しており、レーザーを発射するごとに5%またバリアをはった状態で敵船のレーザーを受ければ10%減少します。そしてエネルギーが50%以下になるとバリアエネルギー不足で維持できなくなり自動的にバリアは解除してしまいます。エネルギーがなくなるとレーザーもうてなくなり戦闘体制も自動的に解除されます。エネルギーは敵船を破壊した時のみ30%増加します。図の10はダメージメーターで船体の被害状況を表示するメーターです。これも同じくアナログメーターは10%単位で変化するので正確な数値はデジタルメーターで確認して下さい。このメーターはレーザーのアナログ照準装置とワープに関連しています。ダメージメーターが50%を越すとレーザーのアナログ照準装置が故障し使用できなくなりデジタル照準装置のみで敵船を狙撃する事になります。またダメージメーターが20%を越すとワープ4が、40%を越すとワープ4と3が、60%を越すとワープ4と3と2が、80%を越すと全ワープがそれぞれ使用不可能になります。ダメージは時間の経過と共に少しずつ解消されていきます。図の11はその時々の船体の状況をコンピューターがメッセージとして表示する示するコンピューターのメッセージボードです。以下に各表示とその意味を書きます。
☆LASER OK! 戦闘体制完了の意味
☆LASER OFF! 戦闘体制解除完了の意味
☆BARRIER OK! バリアの準備完了の意味
☆BARRIER OFF! バリアの解除完了の意味
☆CANNOT USE WARP1~4! 船体の被害状況によってワープの1~4のいずれかが使用不能におちいっている事を意味します。
☆DAMAGE 100% OVER! 船体の被害が極限状態にある事を意味します。
☆INTO ORBIT!! 目的の星の軌道に乗った事を意味します。この時f・5キーを打すと PART1 では目的の星への転送を意味する 「TRANSMIT YOU」 がメッセージボードに表示され、あなたは星に転送されます。
PART2 では目的の星への着陸開始を意味する 「MAKE A LANDING」 がメッセージボードに表示され、着陸シーンにうつります。軌道に乗る前にf・5を押すと、それぞれ不可能である事を意味するメッセージが表示されます。
敵船について
敵船はかならず1台づつ追跡攻撃してくるようになっています。追跡してくるようすは図の4に表示されます。敵船の装備はこちらと同じくレーザーとバリアです。敵船のレーザーを受けるとバリアのはっていない状態ではレーザーの命中位置が船体の中央に近い順に60%30%10%0%のダメージを受けます。バリアをはっていればどこに命中してもダメージはうけません。ただしエネルギーは10%づつ減少します。敵船はバリアをランダムにはり、はるとグリーンに光ります。グリーンに光っているときは、こちらのレーザーが命中してもびくともしません。バリアはっていない時命中すると、その瞬間はその部分が破損しますが、その部分が急所でなければ次の瞬間には修復してしまいます。急所は中心部分の他、3か所あります。
ここまでの説間は PART1 、 PART2 、 PART3 、の共通部分で各プログラムの最初の部分です。それぞれ青赤緑の星の軌道に乗るのが目的ですが、このままでは少し難しいのでここで少しヒントを言います。まず各パートのゲームスタートの時点での目的の星の位置はメインスクリーンのほぼ中央にあります。ですから最初はワープ4でしばらく前進し、図の7の表示を見ながら通り越してしまわないようにワープスピードを落としながら接近していきます。運がよければ少しづつ拡大してくる星が見えてくるはずです。目的の星へのコースがはずれている時は拡大してくる星は見えません。このような場合や、星が見えなくなり位置関係がわからなくなった時は、また宇宙磁気のため計器がくるい宇宙船を制御できなくなった時などは、後方へワープ4でバックし、一度その位置から離れて星との位置関係をつかみコースを修正しながらワープ3から接近しなおすことをお勧めします。ここで注意してほしいのですが PART1 の目的の星は青、 PART2 の目的の星は赤、 PART3 の目的の星は緑ですが、遠く離れているときは、光線のかげんで、必ずしも同色には見えません。

次に目的の星の軌道に乗ってからの説明をします。 PART1 ではファンクションキーのf・5が転送スイッチとして機能しあなたを青い星に転送します。そこからはいわゆるアドベンチャーゲームになります。キーボードからアルファベットを大文字で打ち込んで難問難事を打ちやぶって下さい。打ち込むコマンドは入力待ちの時 HELP KEY を押すと表示されます。このシーンでの説明はあえてこのへんでやめておきます。ただ1つだけ注意してほしい事が1つあります。決っして、後だけは見ないように! ウフフフ……。
PART2 ではファンクションキーのf・5が着陸スイッチになっています。 PART2 の赤い星は引力が地球の数十倍あり、とても自力では着陸できません。この星に着陸するには誘導波をキャッチしなければいけません。ファンクションキーのf・5を押すとまず、大気圏突入のショックを受けないようにメインスクリーンがしまり接近をはじめます。すると赤い星の熱と光があまりに強いため船体内部の色が一変します。そして宇宙船にとって危険な引力圏の上空 59920kmまでくると自動的にメインスクリーンが開きます。そこからは今までどうり宇宙船をコントロールして下さい。目標は黒い点に見える大都市です。この星は左から右に自転しているので目標の黒い点は当然動いているように見えます。誘導波をキャッチするには安全引力圏内上空0Kmまで接近しかつ黒い大都市をメインスクリーン上の中央にもってきます。ここで注意する事は安全引力圏内をオーバーして接近しすぎると星の強力な引力に引きつけられ星に激突してしまう事です。
誘導波をキャッチすると、図の7に RECEIVE INDUCED WAVE と表示され図の8の表示が MANUAL から AUTO に変化します。この時から約10分間は誘導波によって自動操縦になります。宇宙船は誘導波に導かれ大都市の中央へ垂直に降下していきます。やがて宇宙船の発着場が見え、その真上にくると船体を水平にもどし着地します。すると正面にそびえ立つブラックビルディングの中央ドアが開き宇宙船は導かれるままにその中へはいっていきます。すると地底にひろがる無数のブラックスクェアに遭遇します。図の8の表示が AUTO から MANUAL に変ったら自動操縦は解除されます。ここでは船体を移動するのにカーソルキーの↑↓←→を使用します。移動する方行はカーソルキーの矢印どうり前後左右にしか動けません。移動距離はコンピューター側できめますのであなたは移動方向しか決める事ができません。カーソルキーのいずれかを押すとキー受け付けを表示するランプが図の8につきます。そしてそれと連動してレーダーが作動し図の7に表示し終ると押したキーの方向へ移動します。このレーダーはブラックスクェアを一つ一つ感知し目的のブラックスクェアを感知すると異常な反応を示すようになっています。感知可能範囲は前方へ20個までです。遠くにあるブラックスクェアから順に感知していきます。つまり最後に感知したのが一番手前のブラックスクェアという事になります。前進していくとやがて警告音と共に図の6に DANGER!! のメッセージが表示され、これ以上前進するとブラックスクェアに衝突することを警告してきます。めざすブラックスクェアが射程距離内にはいると図の7に WITHIN SHOT と表示されます。この時スペースキーを押すとリバイバル レイが発射され、ブラックスクェアは正常機能をとりもどします。めざすブラックスクェアは全部で6個あります。6個全部にリバイバル レイをあてるとこの星は正常軌道へもどり、地球はすくわれます。また、このシーンではファンクションキーのf・1をつかって左右の位置関係を調べられます。f・1を押すと左右の矢印が出てブラックスクェアの中心がどちらにあるか表示します。このブラックスクェアのたちならぶ地形は円形状になっており左右どちらかに進みつづけるとやがて逆の方向からブラックスクェアがあらわれます。またこのブラックスクェアの縦横比と位置は乱数によって出しているので運の悪いかたは、どうしても射程距離内にはいらない場合があります。かといって方法がないわけでもありません。またこの空間は特殊空間なので、突然前にあったブラックスクェアが消えたりする事もあります。こんな場面に接したときはやたら移動せず、いろいろ思考錯誤しこの空間の法則をよく理解してから移動する事をお勧めします。
PART3 では無事使命をはたしたセントコスモ号が地球に帰還するシーンです。陰謀を阻止されたザグロス星人は、なんとかセントコスモ号だけでも地球に帰還させじと前にもまして追跡を強化してきます。敵の追跡をふりきれるかどうかがこのシーンの最難関です。
健闘を祈る!

ゲームデータ

メーカー名 クリスタルソフト
開発元 クリスタルソフト
英語表記 COSMO CROSS PART-1
機種 PC-8801/SR
発売日 1982年 12月
ジャンル アドベンチャー
メディア CM-TAPE
( 1 本 )
閲覧数 13,295 回
人気ランク 100 ポイント



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