時は元禄16年、将軍家恒例の行事である“花見”にて将軍吉宗に恥をかかされた浅野は、あまりの恥に耐え切れず、切腹して果てた。浅野の家来である大石は、これが将軍の陰謀であることを知り、武士道の精神に基づき復讐を誓う。
そして浅野の死から1年が経ち、再び“花見”のシーズンがやってきた。将軍の城の外には蕎麦屋に変装した大石以下47人の武士が城門から出てくる将軍を待ち構える。元禄17年12月14日、将軍吉宗は47人の武士に殺された。大石は見事に仇討ちを成し遂げたのだ。
しかし後継ぎがいないうちに将軍が死んだため、全国の有力な大名は将軍のポストを狙って争いを始めた。ここに果てしない大乱の時代が幕を開けた。
ゲームアーツがPC-88で発売した最後の作品。
日本を心から愛するアメリカの日本文化研究家「J.S.スタインバーグ(日本名:中村横田)」によってデザインされた国盗りゲームなのだが、実体は「海外の勘違いした日本観」である。
そのため登場する大名たちが時代に則していない事に始まり「子連れ侍」「相撲レスラー」など全てがぶっ飛んでいる。付属の冊子「忍者本」に書かれた「忍者オーストラリア起源説」など意味が分からない(笑)。
「三船徳川」とかツッコみどころ満載。極めつけはアメリカで成功したアクション俳優として有名な日本人アクションスター「ショー・コスギ」が九州の忍者大名“S.小杉”として登場する事だ。
それはそれとして、アナログRGBとはいえ8色で描かれたとは思えない美しいオープニングは一見の価値あり。是非一度は見て欲しい。
[ 2 ] [ 4 ] [ 6 ] [ 8 ] | コマンドの選択。 |
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メーカー名 | ゲームアーツ |
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開発元 | ゲームアーツ |
英語表記 | HARAKIRI |
機種 | PC-8801/SR |
発売日 | 1990年 7月 20日 |
価格 | 8,700 円 |
ジャンル | シミュレーション |
メディア | FD 5.25" 2D ( 4 枚 ) |
閲覧数 | 12,767 回 |
人気ランク | 120 ポイント |