伝承によれば800年の後の世に、我らは再び2つの巨大な怪物と戦わねばならなくなる。
イスラム教を背景に大国家を築き上げたサラセン帝国。その後、正統派と異端派に分裂。権力で異端派を弾圧する正当派に対して、異端派の狂信的暗殺集団「アサシン」は、仇敵セルジュク朝の打倒を果たすべく「ルーミー」「キンディ」「ファキール」「スフラワルディ」の刺客4人をバグダットに送り込んだが、失敗。そして遂にアサシン随一の戦士「サドラー」が送り込まれた……。
中世イスラムと現在(1988年当時)の歴史を背景に暗躍するアクションRPG。
「宗教」と「政治」をゲームに持ち込むのは、ともすれば社会問題になりかねない題材。しかし、更にもうひとつ「麻薬」という危険な要素が持ち込まれている。
この作品において「麻薬」は身体能力を一時的に上げる為に用意されたシステムの根幹となる位置付けで、いくつかの強力な物は効果が切れると副作用によって能力低下、あるいは即死するケースがあるため、切れる前にリハビリ剤を服用しなければならない。
また、今ではもう過去の出来事なのでさして問題にならないかもしれないが、当時現職だった実在の大人物をラスボスとしていることには危惧を感じた。この部分はコンシュマー機に移植された際にカットされている。
ゲームの流れは、先に潜入した仲間と合流を果たし、敵の本拠地へ乗り込むために4つの徴を手に入れるといったもので、舞台設定とは裏腹にこれといった特徴がない。キャラクターのレベルが十分ならテクニックは必要とせずサクサク先へ進める。当時のゲームに見られる地形を利用した隠れた入り口を発見する以外に難解な部分はあまりない。店には攻略に不必要なアイテムも売っていて多少の生活感を演出している。
[ 2 ] [ 4 ] [ 6 ] [ 8 ] | キャラクタの操作 or メニューの選択。 |
[ X ] | 攻撃 or コマンドの決定。 |
[ Z ] | メニューを開く or コマンドの取り消し。 |
メーカー名 | 日本テレネット |
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開発元 | 日本テレネット |
英語表記 | XZR |
機種 | PC-8801/SR |
発売日 | 1988年 7月 |
価格 | 8,800 円 |
ジャンル | ロールプレイング アクション |
メディア | FD 5.25" 2D ( 3 枚 ) |
閲覧数 | 17,735 回 |
人気ランク | 221 ポイント |