銀河統一戦争が終り、高度文明種族間で連邦が組織され全宇宙は安定の時代に入った。
……だが、戦災を受けた惑星の復興や後進文明種族星系へのコンタクト等、数々の問題も同時にかかえていた。
そしてある時、、第4銀河・植民地惑星807・惑星『ディオーム』は突如として外部との連絡を一斉断ち、植民星として全ての機能を完全停止してしまう。幾度となく調査隊がディオームへ派遣されたが、ことごとく行方不明になり、ついには銀河統合軍が直接調査部隊を編成し、戦闘態勢で惑星へ突入する……。が、しかし今までの調査隊同様に全軍消息を断ったのである。
かつて無い異常事態に連邦首脳陣は苦悩し、公式発表を控えていた……。だが、またたく間に807星系全部がディオームと同じ状態になり、付近を通過した宇宙平和の象徴『リアンナ王女』の乗る惑星復興視察船団も消息を断つと全宇宙にその事実は知れわたり、人々を大いなる恐怖に陥れた。
「……もし、あれが甦ったのなら、この銀河、いや全宇宙の全生命に死を宣告しても良かろう……」
そう言うと、統合軍参謀指令、元Vナンバー指揮官『ラークマン将軍』は自ら通信機を操作し、送信を開始した……。
「……どうしても行かれるのですか?」
「死神(ラークマン)じきじきのお呼びなんでな……。それに俺自身、今回は避けて通れない理由がある」
惑星ディオームの成層圏上、スペース・クルーザーのコクピットで『アーク・ジェス・ライヴァー』はオペレート・アンドロイドに別れを告げた。
「宿命と追憶にピリオドを打ちに来い……か。あい変らずキザなセリフを言う……だが図星という奴だな」
そう一言つぶやいてアークは転送システムの中に消えた……。
8つに分裂した重磁力幽閉シャトルのパーツを集めて保修し、再び「SA・ZI・RI」の源核を封印処理することがゲームの目的。
自動セーブ制(ボス戦勝利後)。
オープニング時に[ Z ]を押すとデータロードします。
このゲームはアクションとしては簡単な部類に入ると思われるが、攻略はとても難しい。
というのも、オープニングのシリアスさと打って変わったコミカルなゲーム演出に惑わされて何をすれば先に進むことが可能なのか、とても気が付き難い。
ネタ以外の何物でもないとRPGモードを判断した時点で容易にクリアすることが出来なくなる。
RPGモードは単なるネタではなく、アイテムが貰えたり、ステージを先に進むための重要なヒントを教えてくれる役割を果たしている。
また、単なる背景と思った扉に入れたり、メッセージが残されていたりする。
そういう「仕組み」に気付いてようやく攻略を始められる性質のゲームなのだ。
[ 2 ] [ 4 ] [ 6 ] [ 8 ] | プレイヤの移動 or コマンドの選択。 |
[ Z ] | ジャンプをする。 |
[ X ] | パワーボイス。(押し続けるとゲージがたまり攻撃力UP) |
[ 2 ] + [ Z ] | サイキックボイス。 |
[ A ] | コマンドモード。 |
メーカー名 | 日本テレネット |
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開発元 | 日本テレネット |
英語表記 | SA・ZI・RI |
機種 | PC-8801/SR |
発売日 | 1988年 4月 |
価格 | 7,800 円 |
ジャンル | ロールプレイング アクション |
メディア | FD 5.25" 2D ( 2 枚 ) |
閲覧数 | 36,137 回 |
人気ランク | 240 ポイント |