カーター政権時にイランで起きたアメリカ大使館占拠事件の人質救出作戦「イーグルクロー」の失敗を揶揄したものといわれる名作。
ヘリコプターを操り、国境を越えてバンゲリング帝国に捕らわれた捕虜64人の全てを救出して無事に基地まで送り届けることが目的。
簡単に捕虜救出といってもこれが容易ではない。
操るヘリは慣性がはたらくほか、空中停止しているとちょっとずつ下降するなど扱いが難しい。
また、ヘリの向きと移動は一致せず、正面や後を向いたまま前進できるなど動かしていて楽しい。
敵は戦車、戦闘機、UFOの3種類。この中で国境(柵)を越えて攻撃してくるのはUFOのみ。他2つは国境を越えられない。
武装は2種類。真正面を向いたときは地上への爆弾、左右に向いている時はガトリングで攻撃できる。
捕虜は捕らわれている建物を破壊することで助け出すことができる。建物の破壊はヘリで攻撃しても良いし、敵の流れ弾で破壊されることもある。
一度に運べる捕虜の数は16人まで。ヘリを地上に降ろせば一目散に乗り込んでくる。
なかなかリアルで、救出すべき捕虜を攻撃できたり、ヘリの下敷きになって死ぬこともある。
救出してくれーと言わんばかりの動きをする捕虜たちの演出もニクイ。
ちなみにファミコンにも移植されているが、そちらは不人気だった。
セガがライセンスを得てアーケードで出していたものの移植版なのだが、政治色のある元ネタがすっかり隠れて色あせていることも原因の一つだろう。
そんな「チョップリフター」は政治色の濃い大人向けのゲームなのだ。
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メーカー名 | システムソフト |
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開発元 | システムソフト |
ライセンス元 | ブローダーバンド |
英語表記 | CHOPLIFTER |
機種 | PC-8801/SR |
発売日 | 1984年 11月 |
価格 | 6,800 円 |
ジャンル | シューティング |
メディア | FD 5.25" 2D ( 1 枚 ) |
付記 | 海外移植作品 |
閲覧数 | 11,041 回 |
人気ランク | 100 ポイント |