今日の超音速ジェット戦闘機の時代に至るに2、30年前の間にスピード、技術の洗練および複雑化という点で、空中戦は劇的に進歩してきた。新時代の戦闘機を操縦するパイロットは、従来の飛行技術に加えて、攻撃・防御用の武器システムをはじめとした多くの先端テクノロジーに通じていなくてはならない。
操縦にあたって、パイロットはコンピューターに制御された情報出力画面の助けを借りることができる。ヘッドアップディスプレイが目標物と敵対象物を追跡した結果、飛行に必要なメッセージを戦闘機のウインドスクリーンのすぐ上に投影する。視覚的な武器ステイタス・ディスプレイが、ミサイルおよび爆弾が使用可能であるかどうかを簡潔、かつ分かりやすい形で表示する。解像度可変レーダーあるいはレーダと赤外線検出装置の組み合わせによって、活動中の敵対象物の位置を表示させることができる。地上のマップと航行カーソルがパイロットに現在位置を知らせ、目標へのガイド役を果たす。
このように発達したシステムを使用することができるとはいえ、戦闘機において、パイロット以上に重要なシステムはない。最適な攻撃武器や防御手段を選択する能力、目標物に近づきまた目標物から離れるにあたって最適な経路を選択する判断力、高速の空中ドックファイトにおいて戦闘機を操る技能、敵の防御陣を突き進む勇気などが成功へのキーであることに変わりはない。
「F-15 ストライクイーグル」は、全天候対応・空中戦闘および地上攻撃用のハイテク戦闘機「F-15」を、フライト性能から武器および情報システムに至るまで、忠実にシミュレートしたものである。「F-15」では、無数の敵戦闘機、レーダー自動誘導ミサイル、赤外線検知ミサイル、空対空ミサイル、地上目標物も含んだ最新の空中戦環境をシミュレートしている。「F-15」を起動させると、そこはもう世界で最も進んだ戦闘機のコックピットになっている。そこで立てた戦略、秒きざみの決断が、文字どおり勝敗を分けることになる。幸運を祈る。
F-15を操り、7つのMAPで空中戦や地上攻撃などを行いミッションをクリアしていく。
本作はフライトシミュレーターブームの呼び水となった作品と言えるかもしれない。
[ 2 ] [ 4 ] [ 6 ] [ 8 ] | 機体の操作。作戦マップ・スキルレベルなどの選択。 |
[ RET ] | メニューの決定。 |
[ - ] | 高揚力装置(FLP)の上げ/下げ。※テンキー側 |
[ TAB ] | 脚部(GEAR)の出し入れ。 |
[ + ] | エンジン出力の上昇。※テンキー側 |
[ W ] | エンジン出力の上昇。 |
[ = ] | エンジン出力の低下。※テンキー側 |
[ Q ] | エンジン出力の低下。 |
[ * ] | アフターバーナーON。※テンキー側 |
[ A ] | アフターバーナーON。 |
[ 0 ] - [ 9 ] | エンジンの出力。※テンキー側ではない |
[ X ] | スピードブレーキのON/OFF |
[ SHIFT ] + [ 2 ] [ 4 ] [ 6 ] [ 8 ] | コクピットから見る視界。(前後左右) |
[ SHIFT ] + [ 5 ] [ ,] | コクピットから見る視界。(上方・下方) |
[ ESC ] | 機体から脱出。 |
[ R ] | レーダー範囲の切り替え。(20/40/80フィート) |
[ T ] | TSDモード。(敵機が近づくとレーダーから敵情報に切り替わる) |
[ N ] | MAP上に航行カーソル表示。(飛行方向指示) |
[ CUR ] | MAPカーソルの移動。 |
[ F ] | フレア。 |
[ E ] | チャフ。 |
[ G ] | 機関砲(M61A1)用意。 |
[ S ] | 短距離空対空ミサイル(AIM-9L)用意。 |
[ M ] | 中射程空対空ミサイル(AIM-7F)用意。 |
[ B ] | 爆弾(MK82)用意。 |
[ SPACE ] | 武器の発射。 |
[ カナ ] | 3D画面のON/OFF。(カナをロックで非表示) |
[ P ] | ゲーム一時停止。([P]以外のキーで再開) |
[ STOP ] | 機体の自爆。 |
メーカー名 | システムソフト |
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開発元 | システムソフト |
ライセンス元 | マイクロプローズ |
英語表記 | F-15 STRIKE EAGLE |
機種 | PC-8801/SR |
発売日 | 1988年 8月 |
価格 | 7,800 円 |
ジャンル | シミュレーション その他 |
メディア | FD 5.25" 2D ( 1 枚 ) |
付記 | 海外移植作品 |
閲覧数 | 14,674 回 |
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