1983年7月28日。主人公を乗せたヘリコプターがアフリカ上空で故障。なんとか不時着したものの、そこには人類に恨みを抱くドンキーコングの「孫」たちが待ち受けていたのだ!
ロープを使ってやしの木に登り、迫り来るドンキーゴリラたちを倒せ。
初期のレトロ感ただよう、固定型アクションシューティング。
プレイヤは木に縛り付けたロープを移動し、地上で動き回るドンキーゴリラをヤシの実で倒してく。ドンキーゴリラを全て倒すとステージクリア。
ドンキーゴリラが木に登ってロープを切られるか、コウモリの落とすヤシの実にあたると1ミスとなる。5回のミスでゲームオーバー。
プレイヤは敵キャラクタの動きに合わせ、タイミングを計りながらドンキーゴリラにヤシの実を当てることが基本的なプレイスタイルとなる。前半は、真ん中の木の上でヤシの実を連射してドンキーゴリラの数を減らし、後半戦は左右に動きながら少ない敵を殲滅することが効率的だ。
ただし、木を登ってロープを切ってこようとするドンキーゴリラもいるため、けっこう忙しくなる。一番左の木で戦っている時に一番右の木にドンキーゴリラが登ってこられると、ほとんどの場合、間に合わないため、数が少なくなっても真ん中の木のあたりで戦うようにした方が良い。
ステージごとに、ドンキーゴリラの編隊は変わる。右から左だったり、左右から同時に現れたりと、微妙に芸が細かい。とは言えど、動きは一定なので落ち着いて対処すればそう変わるものではない(移動スピードも変わらない)。
ただし、ドンキーゴリラの当たり判定が極端に小さいため(頭以外は無敵)ヤシの実の落ちるタイミングはいつも見極めておかなくてはならない。タイミングが悪いと、ドンキーゴリラを1匹も倒せずゲームオーバーになることもある。
ヤシの実の機動がアバウトな為か、ヒットしているのかしていないかが非常に解りにくく、ストレスを感じてしまうのは残念な点だ。同時に、プレイヤの残機表示がステージクリア時にしか表示されないのも残念な点である。
グラフィックについて、ヤシの木とロープの背景以外、全てキャラクタ文字で表現されている。当時PC-8001などの下位機種では当たり前だったが、PC-8801ともなると、多少寂しい感はある。スクリーンwidthを40ではなく80あたりにして、もう少し細かく作り込めばストレス感の少ないゲームになったのかもしれない。
ちなみに、ドンキーゴリラのステージ単位は「スクリーン(SCREEN)」と表示されている。そのため、正確には文章中のステージクリアは間違いで「スクリーンクリア」なのかもしれない。
[ 4 ] [ 6 ] | プレイヤの移動。 |
[ SPACE ] | ヤシの実を落とす。 |
メーカー名 | ツクモ電気 |
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開発元 | ツクモ電気 |
英語表記 | DONKEY GOLLIRA |
機種 | PC-8801/SR |
発売日 | 1983年 |
ジャンル | アクション シューティング |
閲覧数 | 11,925 回 |
人気ランク | 100 ポイント |