ティル・ナ・ノーグ
それは全能の神の意思を受け、ダーナ神族が治めた常若の楽園。
光と闇の世界の狭間で、互いの交わりを打ち消さんがためにあった無数の国々。
かつて栄華を極めたダーナも長き年月を経て、その地位と力を失いかけていた。
忍びよる闇の影に、ティル・ナ・ノーグは、もはや風前の灯火のようにも見えた。
だが、勇敢に立ち上がった者達もいた。
ダーナでありながら光の世界の英気を、身に秘めた英雄妖精達である。
しかし……
必死の戦いも空しく影の支配に屈してしまった国もあった。
邪悪な心に支配された国。それは、他の国にも影響を及ぼし始めそれさえも吸収しようとしていた。
そして今ここに、五つの国が混迷し、危機に直面した世界があった。
PC-98版「ティル・ナ・ノーグⅡ カオスの警鐘」に改良を加えた派生作品。
16ビット機から8ビット機への移植ということでスペックの問題から名ばかりの劣化した別物になるのではとの懸念もあったが、ゲーム性は何ら損なわれる事なく移植が実現。
オリジナル版と同様に、作品の肝である「シナリオ・ジェネレータ」も搭載。これは他のRPGのような誰もが同じ決められたストーリーを楽しむといったゲームと違い、シナリオを作成するごとに内容の違ったストーリーを無限に作ることが可能なシステム。
ただし、88版は容量などの制限からか大筋のストーリーは決まっており、細部を作成する仕様となっている。
唯一無二のシナリオではなく友人などと同じシナリオを楽しみたい場合は、シナリオ作成中に表示される数字(シナリオコード)をメモっておいて、それを新しくシナリオを作る時に用いれば同じ内容となる。
(シナリオコードはシナリオの作成後、タイトルのディスクユーティリティからも確認可能)
物語の世界背景はケルト神話を基にしており、登場するキャラクターは妖精とモンスターのみで人間は登場しない。(見た目が人間に見えてもヒューマノイドタイプであってヒト族ではない)
タクティカルバトルのように見える戦闘は大まかな行動を指示するのみで、後は自動で行われる。テーブルトークRPGというよりも、どこかSLG的な印象を受けるのはソフトハウスのイメージがそうさせるのだろうか。
作者は「エリュシオン」「ブルトン・レイ」などを手がけた竹谷直志。
[ 2 ] [ 4 ] [ 6 ] [ 8 ] | プレイヤの移動。 |
[ HOME ] | キャンプメニューを開く。 |
[ ESC ] | メニューの終了。 |
[ RET ] | コマンドの決定。 |
[ ↑ ] [ ↓ ] | 町、洞窟などへ入る。ハシゴの昇り降り。 |
[ ROLL UP ] [ ROLL DOWN ] | 入力文字の変更。(ひらがな・カタカナ・漢字・英数など) |
メーカー名 | システムソフト |
---|---|
開発元 | システムソフト |
英語表記 | Tir-nan-og -The Forbidden Tower- |
機種 | PC-8801/SR |
発売日 | 1990年 8月 |
価格 | 8,800 円 |
ジャンル | ロールプレイング |
メディア | FD 5.25" 2D ( 3 枚 ) |
閲覧数 | 21,827 回 |
人気ランク | 150 ポイント |