2Dフィールド型コンピュータRPGの原点。オリジナルはAppleⅡ版で1980年発売。
1979年発売の「Akalabeth」がこのシリーズの起源である。
日本において「ウルティマ」はその知名度とは逆に恵まれない扱いを受けた作品である。
これは作品の存在を知った時期によるかも知れないが当時、口コミで分かる情報から物語のあらすじを語る者はほとんどおらず、「自由度が高い」「街の住人を殺せる」といった漠然とした情報しか耳にすることはなかった。
時代的に海外の情報が入り難かったこともあるし、形から入ることを好む日本人にとって第2作目を最初の移植に選んだ「スタークラフト」の商法もある意味、暴挙でしかなかった。
誰もが続編よりも第1作目からやりたい気持ちを持っていた。
そして時が経ち、過去の作品と忘れられつつあった頃に「ウルティマⅣ」が発売されると状況は一変した。Ⅳの売れ行きが良かった為か、続けて過去作のⅠ・Ⅱ・Ⅲが順次発売されることになったのだ。
これは嬉しい出来事だった。
だが手にした「ウルティマⅠ」は、これまた日本人に馴染めない要因を含んでいた。
洋ゲーならではの敷居の高さもあるが、実はファンタジーでありながら「SF要素を含んでいた」のだ。型に拘る者にとってこれは受け入れられない。
今でこそSFファンタジー作品を多く目にするようになり受け入れられてもいるが、当時はファンタジーに「宇宙船が出てくる」など言語道断だったのだ。
ファンタジーにメカが存在する。これだけでそっぽを向かれた時代だった。
また「ウルティマⅣ」はPCで人気作品になったもののコンシュマーではクソゲー扱いをされていた。これは洋ゲー(と思っている作品)全般に言えることではあったが。
しかし今、本作品に触れると随所に斬新なアイディアを感じずにはいられない。
本当に「早すぎた名作」あるいは「不遇の名作」という言葉の良く似合う作品だ。
[ 2 ] [ 4 ] [ 6 ] [ 8 ] | プレイヤの移動。 |
[ A ] + [ 2 ] [ 4 ] [ 6 ] [ 8 ] | モンスターまたは人間を攻撃する。 |
[ C ] | 魔法。(装備する必要アリ) |
[ T ] | 話す。 |
[ E ] | 建物の中に入る。 |
[ B ] | 乗り物に乗る。 |
[ X ] | 乗り物から降りる。 |
[ F ] | 乗り物の武器で攻撃。 |
[ G ] | アイテムを拾う。 |
[ S ] | 物を盗む。 |
[ R ] | 装備する。 |
[ Z ] | ステータス画面を開く。 |
メーカー名 | ポニカ |
---|---|
開発元 | ポニカ |
ライセンス元 | オリジン |
英語表記 | Ultima I -The First Age of Darkness- |
機種 | PC-8801/SR |
発売日 | 1988年 12月 |
価格 | 6,800 円 |
ジャンル | ロールプレイング シューティング |
メディア | FD 5.25" 2D ( 3 枚 ) |
付記 | 海外移植作品 |
閲覧数 | 15,541 回 |
人気ランク | 150 ポイント |